ネットに溢れる水没応急処置、本当に正しいか検証してみました(^o^)
日本全国で猛暑が続いており、寝苦しい夜が続いています…。
観光地も場所によっては閑散としているようですが、海や山、川は毎日どこも大盛況なようですね!
キャンプ地で出張修理でもしようかな~なんて考えている今日このごろ笑
この時期に気をつけたい故障は、何度も書いていますが水没です!
iPhoneは耐水性があると思って海や川に持ち込んで水没故障を起こしてしまったり、耐水カバーなどを使用していて、カバーが破れてしまったり…事故があとをたちません!
では水没してしまったときはどうすればいいのか!?
ネット上には様々な情報が溢れていますが、その方法…本当に理にかなっていますか!?
ちょっと検証してみましょう!
よくある水没応急処置について検証!
・「乾燥剤と共にジップロックに入れる」
→これについては賛否両論ありますが、基本的には誤解が多いのでやらないほうがいいでしょう!
みなさまお菓子についている乾燥剤などを想像するかと思いますが、使い古しのお菓子の乾燥剤に乾燥効果はほとんどありません!
また、石灰系の乾燥剤は水に濡れると発熱する性質がありますので、危険です!
やるとしたなら、シリカゲル剤がいいですが、iPhone自体が埋まるほどの量が必要です。
お米を使うといいという記事もありますが、ちょっと微妙です。
また、そのまま乾燥させて効果があるのは、真水だけです!
自然界の水にはミネラル分や塩分が含まれており、無理に乾かすと接点部分で固まってしまい、除去が困難になり悪化します!
水道水であってもカルキ成分が含まれていますので、総合的に考えてシリカゲルで乾燥させるのは微妙であることがわかります!(運がいいと復旧しますが長持ちしません)
では次に行ってみましょう!
・「ドライヤーで乾かす」
これもよくネットで見かける情報ですね!
これも正直意味があんまりないと思います!
ドライヤーで乾くのはiPhoneの外側だけですし、何より熱を当てるのは精密機械にとってあまりよくありません!
内部の水分が煮えたぎって行き場をなくし、完全に悪化の道をたどることでしょう…。
ドライヤーも悪手であることがわかりますね!
・「冷蔵庫に入れる」
これに至っては完全に意味がわかりません!
乾燥した冷蔵庫内部で水を飛ばすことを目的としていると色んなところに書いてありますが、最近の冷蔵庫は湿度を保ってくれる機能付きのものがほとんどですし、そういった機能がついていないものでも、内部が結露してしまうので乾燥することは殆どないと言えるでしょう…。
冷蔵庫もほぼ無意味だということがわかりました。
・「アルコールに浸す」
これは、アルコールの揮発効果を利用して水分を飛ばすというもので、実は修理屋でもよく使う理にかなった方法ではあります。
ただ、やはり前述したとおり水分が飛んだとしても、水に含まれるミネラル分や塩分、その他の汚れなどは取ることはできません。
また、iPhoneを水に浸すと毛細管現象で内部に入っていくの早いですが外に出ていくのはかなりの時間を要します。
その間携帯電話が使えないのもアレですし、何よりバッテリーや液晶ごとアルコールに浸すのは若干危険です。
(ショートしてしまったり、せっかく基盤だけ復旧すれば済んだものが液晶やバッテリーまで壊れてしまうことになりかねません。)
正しい水没復旧作業とは…!?
スマップル鹿児島店へお持ち込みください!
しっかり全分解した上で、内部の汚れを全て洗浄し、乾燥させて組み立てます。
データも治れば取り出せますし、高額なデータ取り出し料金も必要ありません(^o^)
お困りの際はスマップル鹿児島店まで!