iPad第6世代(iPad2018年モデル)のガラス割れ修理を行いました。
iPadの第6世代は、ガラスと液晶が別体型になっており、ガラスが割れてしまった場合ここだけを張り替えることができます。
別体型は一体型と違って料金を抑えられるメリットがありますが、割れた部分から液晶に傷が入りますので、完全に新品元通りにはなりにくいというデメリットもあります。
今回お持込頂いたiPadは、一度他店様で修理したことがあるものとのことで、少し緊張しますがしっかり修復していきます。
iPadは、ガラス部分が超強力な両面テープでくっつけられています。
お店ごとに修理後にどうやってくっつけるかの作業方法が異なりますので、今回はヒートプレートで温めながら、ヒビのない部分から吸盤で少し持ち上げて内部を確認しながら作業を行いました。
今回のガラスは、事務用両面テープでくっついていたようです。iPadに使用したことはありませんが、意外と丈夫で温めて溶剤を併用しながら慎重に剥がしていきます。
ちなみに当店では、エポキシ樹脂系の接着剤を使用しております。これはテープよりも確実にくっつく上に、再度壊れた際に温めると簡単に取れるというメリットがあります。
水にも強いので両面テープよりも仕上がりが安心かと思います。
一言でガラスの張替えと言っても、結構手間はかかりますが、一つずつ丁寧に換装していき、クランプで固定します。
通常数時間で固まりますが、24時間この状態で置くのが一番安心できます。
クランプを外しはみ出た樹脂を洗浄剤で取り除いたら完成です。
iPadはホームボタンもテープと樹脂でくっついているため、新品と同じ押し心地にするには少し調整が必要です。
今回のボタンの仕上がりは完璧だったと思います。
同じような症状でお困りの方はLINEお待ちしております。
カテゴリ:修理ブログ投稿日:2020-07-26